Glutenfree/グルテンフリーとは

テニスプレイヤー、ジョコビッチ選手やハリウッドセレブも実践していると話題のグルテンフリー。グルテンとは小麦や大麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質のことです。これらのグルテンを含む食事をとらない健康法のことをグルテンフリーと言います。

小麦アレルギーは、食べるとすぐに顔が腫れるなどのアレルギー反応が起こりますが、グルテンによる不調はこういったアレルギー症状とは別のものです。

体がだるい、よく眠れない、すぐに疲れてしまう、やる気は起きない・・・などの慢性的な不調に悩む人の中には、小腸がグルテンに過敏に反応する「グルテン過敏症」や、グルテンを消化しにくい「グルテン不耐症」の人たちがいます。こういった人たちがグルテンをとると、小腸の粘膜に問題(=リーキーガット/腸漏れ症候群)が生じ、必要な栄養素が十分に吸収されなかったり、不要な毒素が取り込まれたり、また炎症が起こって腸の粘膜が壊れ、さらなる悪循環を引き起こします。

その他にもグルテンによる影響は多岐にわたり、便秘や下痢、橋本病やリウマチといった自己免疫疾患、副腎疲労、抑うつ症状、PMS(月経前症候群)、片頭痛、ADHD(注意欠陥・多動性障害)など、さまざまな不調につながると言われています。

また、カゼインは乳製品に含まれるたんぱく質のことです。カゼインはグルテンとよく似た構造をしており、グルテン同様に様々な体への影響を引き起こす可能性があります。